こんにちは。ウルトラデス太郎です。
栃木市も台風が接近し、猛烈な雨が降ったり真夏のような気温になったりと、非常に不安定な天気が続いています。
目次
水換えの重要性
ところで皆さんは、水換えが何故必要か疑問に思ったことはありませんか。
人がゴミだらけで汚い部屋にいると体調を崩すのと同じように、
魚も、魚が生活する上で要らないものがあると体調を崩してしまいます。
水中には、「要らない物」が目に見える大きさと見えない大きさで存在します。
この「要らない物」を、出来る限り取り除くことを「ろ過」といいます。
ろ過には何通りもの方法がありますが、中でも「生き物によって取り除く方法」に着目していきましょう。
生き物によって取り除く方法とは、目に見えない小さな化学物質を、目に見えないほど小さな「微生物」に分解してもらう方法です。微生物には、「アンモニア」、「亜硝酸」、「硝酸」を分解し、使うことができるものがいます。
まず、魚が出したアンモニアを微生物が利用することから始まります。
これをもとに別の微生物が亜硝酸、硝酸へと分解していきます。これらの化学物質を詳しく見ていきます。
アンモニア
アンモニアは魚の体から直接出されるものと、微生物によって分解されたエサの食べ残しから出るものがあります。
水質によって毒の強さが著しく変わるため、注意が必要な化学物質です。
☠水中に沢山存在すると、魚の細胞をボロボロにしてしまいます。
亜硝酸
亜硝酸は、アンモニアが分解されてできる中間産物です。
水中の微生物が上手く増殖していれば、速やかに他の微生物によって分解されます。
☠あまりにもたくさん血液中に入ると、魚の呼吸を妨害してしまいます。
硝酸
硝酸は、この流れの最終産物です。
硝酸を更に分解するためには、酸素が限りなく少なく、真っ暗である必要があるなど一般では難しいため、基本的には水換えをして取り除く必要があります。
☠水中に沢山存在すると、魚にストレスがかかるだけでなく、水質を悪化させます。
解説は以上です。
閲覧頂きましてありがとうございました。
生き物が分解する化学物質?