栃木に伝わる伝説の魚

こんにちは。ウルトラデス太郎です。

栃木県に伝わる、魚の神話や伝承を見つけたため、紹介させていただこうと思います。

黄ぶな

めだかの箱庭栃木本店がある栃木市のお隣、宇都宮市に伝わる伝承です。

昔、宇都宮に天然痘が流行し、多くの病人がでました。

村人は病気平癒を神様に祈ったそうです。
ある日、信仰深い村人が病人に食べさせるため田川に魚釣りにでかけ,大きな黄色の鮒を釣り上げました。

神様からこの黄色いふなを与えるようお告げがあり、
これを病人に食べさせたところ,病気が治ったと伝えられています。

ふなの魂の鎮魂や感謝の意味を込めて、村人たちは「黄ぶな」を祀るようになったといいます。

黄ぶなは頭が赤く、胴は黄色、尻尾が緑色の姿をしています。

頭が赤い理由は中国由来の思想で、赤色は厄除けや病気除けの意味を持つと考えられています。

今も宇都宮市では、無病息災を願って「黄ぶな」を玄関先に飾る風習があるそうです。

私が以前訪れた「なかがわ水遊園」(栃木県大田原市)でも、鯉のぼりに交じって黄ぶなのぼりがはためいていました。

禁鯉宮(きんりのみや)

これは小山市に伝わる伝説です。

昔、神社の境内の井戸を掘ったときに、地中から大きなコイが飛び出しました。

神 主の 持 田 兵 部 大 輔 は 、 は る ば る 京 都 に 上 り、 こ の ふ し ぎ なで き ご と を 申 し上 げ て 、 そ の コ イ を 天 皇 に奉 り ま し た 。

天 皇 は た い へ ん お 喜 び に な り 、持 田兵 部 大 輔 は 天 皇 か ら 「日 本 一 社 禁 鯉 の宮 」 と 書い た勅 額 ( ち ょ く が く ) を た ま わ り ま し た 。

そ れ か ら は 、 大 き な コ イ が 現 れ た 井 戸 は 神 泉 と し て 、 一 般 の 人 々 が 水 を 汲 む こ と を 禁じ、

また 、神社付近の コ イ は神様の使い として、捕ら えて食べること が な く な り ま した。

あ る と き 、 火 事 で 神 社 が 焼 け そ う に な っ た と き 、 そ ば を 流 れ る 田 川 に コ イ の 大 群 が 現れ、 い っ せ い に水を吹き か け た の で 、神社もご神体も無事だ ったと い うこと が あり ま した。

今日 で も高 椅か ら梁( や な ) に か け て 、 コ イ を 捕る人 は な く、網 や釣り針 に か か っ て も逃が して や ることに な って い るそう で す 。


小山市郷土文化研究会編著「小山の 伝説」 (平成4年 第一法規) よ り抜粋

小山市には高椅神社(たかはしじんじゃ)という古い神社があり、10世紀初頭には既に存在したと考えられています。
祭神は、かつて日本武尊の「お料理の係」として付きしたがったとされています。

その神社では鯉を神様の使いとしているため、捕まえることは勿論、食べることも禁じられています。

また、氏子は鯉のぼりをあげないそうです。

参考文献

http://www.oyama-tcg.ed.jp/~fukura/H28/kinnrinomiya.pdf

外国にも、魚にまつわる神話や伝説があるのでそちらもご紹介できたらと思います。

閲覧頂きありがとうございました。