きぶなコレクション

こんにちは。ウルトラデス太郎です。

最近栃木は寒すぎまして、今すぐにでも私は疫病を拾いそうで恐ろしいです。

疫病退散祈願も含め、寒くて頭が働き辛い日は小難しい話はせずコーヒーブレイクをしたいものです。

そこで、私が気に入っている栃木県の伝承魚「きぶな」の意匠をご紹介させていただきます。

きぶなとは

めだかの箱庭栃木本店がある栃木市のお隣、宇都宮市に伝わる伝承です。

昔、宇都宮に天然痘が流行し、多くの病人がでました。

村人は病気平癒を神様に祈ったそうです。
ある日、信仰深い村人が病人に食べさせるため田川に魚釣りにでかけ,大きな黄色の鮒を釣り上げました。

神様からこの黄色いふなを与えるようお告げがあり、
これを病人に食べさせたところ,病気が治ったと伝えられています。

ふなの魂の鎮魂や感謝の意味を込めて、村人たちは「黄ぶな」を祀るようになったといいます。

黄ぶなは頭が赤く、胴は黄色、尻尾が緑色の姿をしています。

頭が赤い理由は中国由来の思想で、赤色は厄除けや病気除けの意味を持つと考えられています。

今も宇都宮市では、無病息災を願って「黄ぶな」を玄関先に飾る風習があるそうです。

多岐にわたる きぶなの意匠

5月の「なかがわ水遊園」(栃木県大田原市)では、アユのぼり、ピラルクのぼりに交じって黄ぶなのぼりがはためいていました。

鮎のぼりです。愛くるしいですね。

古代魚「ピラルクー」ののぼりです。つぶらな瞳に癒されます。

きぶなマスクです。中身が気になります。

宇都宮市内を回る市バス(きぶな)のバス停です。調べると、バスの車体にもきぶなの柄が施されているようです。

日光江戸村(日光市)の建物内で発見したきぶなです。

きぶなは江戸時代から縁起物として扱われていたようです。

同じく日光江戸村にて発見しました。天井を泳いでいます。

これだけ沢山きぶなをご覧いただければ、きっと皆さまも健康に過ごせるかと思います。

それでは閲覧いただきましてありがとうございました。